ホームページに関するお知らせ

令和4年9月21日から約2週間はホームページの更新が一時停止になります。

管理会社さんが、新たなホームページに更新する作業に入るためです。

約2週間、記事の更新が止まりますので、よろしくお願いします。

なかしまこどもクリニックのホームページにある、漢方以外のブログは更新が続きます。

そちらを御覧下さい。

このホームページが新しくなる間に、漢方ネタを新たに仕入れておきます。

お楽しみに。

 

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『院長の小窓』を更新します

なかしまこどもクリニックのホームページにある『院長の小窓』を更新します。

毎回漢方薬を2つずつ紹介しています。

1つの漢方薬で2つ以上の使い方ができるように情報を提供しています。

今回は、茵陳五苓散(いんちんごれいさん)と苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)です。

茵陳五苓散は、昔は急性肝炎の黄疸に使ったようですが、現在では蕁麻疹や浮腫に使うことが多いです。

苓姜朮甘湯は、腰から下の冷えに使います。

腰が水に浸かったように冷えると言われる方にピッタリです。

冷え症や腰痛にも使われます。

お子さんの夜尿症には使ったことがありません。

短時間の動画になっていますので、左下の停止ボタンを押しつつ、画面をみて参考になさってください。

お役に立てるとありがたいです。

 

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漢方薬の品薄状態

この数ヶ月で漢方エキス剤が品薄状態になっています。

出荷調整がかかっています。

全国で漢方薬がたくさん使われているということです。

ありがたいですが、実際の外来では一部困っています。

漢方薬が効く!!と医師や患者さんが気がついたということです。

ただ一気にモノがなくなるのは困ったものです。

葛根湯や麦門冬湯(がくもんどうとう)のような、臨床で頻用する漢方薬にまで影響が及んできました。

よって、長期処方が一時的にできませんので、御了承をお願いします。

メーカーさんも休まず増産体制に入っています。

ただ漢方薬はホイホイとすぐに作れませんので、あるものを上手に使いながら対応していきます。

 

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赤面症、吃音に使える漢方薬

会社の社内放送の当番が回ってきたお父さんです。

職人さん仕事を黙々とやってきたので、今回が初めてです。

やってみたら、あがってしまって、うまくしゃべれず、声も出にくい状態になってしまったそうです。

ある期間は当番で放送をしなければいけません。

何とかならないかと。

一種の社交不安障害と考えて、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を試してもらいました。

飲むと少し心が落ち着き、どもらず話せます。

流暢ではないですが、何とか責任期間をやり遂げました。

顔が真っ赤になるなら、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)が良いかも知れません。

 

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大人の舌診

昨日は、有効溶剤などを扱う工場の健診に行ってきました。

3つの工場を巡回して診察をしてきました。

一般の健診の方が多いのですが、特殊健診も数十人やりました。

眼瞼結膜、口腔内、歯肉、舌、手指、爪、腱反射なども診ます。

昨日も結構暑かったせいもありますが、健診を受ける方々の職場も暑いそうです。

舌に注目していました。

正常が5割、ツルツルの舌をした方が2割程度、歯痕舌が3割でした。

暑い環境下で、パワー不足になっている、水分不足(脱水気味)なのかなと思われました。

舌がツルツルの方は、相当へばっているのかも知れません。

こういう健診でも、漢方的な視点でみると勉強になります。

 

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超イライラの女性

イライラしている方は多いです。

人それそれで原因が異なります。

体質も異なります。

女性なら、月経関連も多いです。

問診、診察でいわゆる「血の巡りが悪い」が判明したとします。

そうなると、「血の巡り」を改善する漢方薬を試します。

漢方では、「血(おけつ)」と言います。

西洋医学的には、「微小循環障がい」と言います。

こういう方で、便秘が頑固で、月経前後で相当イライラしている、近づけない雰囲気を醸し出している場合に試してほしい漢方薬があります。

左下腹部(S状結腸付近)をサッと指で擦過すると、左足がキュッと持ち上がります(圧痛を伴う)。

これが確認できたら、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)で間違いないです。

この腹診所見がなくても、キーワードが揃えば試してもらう価値があります。

うまく合えば、次回の受診のときに、表情が全く違います、笑っています(ビックリ)。

桃核承気湯が合うと分かった人は、ずっとこれが合います。

本人がいらないと思う時点まで淡々と内服は続行です。


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声が嗄れた、ノドが詰まる女性

49歳女性です。

令和4年8月から、常にノドにエヘン虫がいる感じ、声が出にくい、嗄れる、ノドが詰まった感じがすると。

耳鼻科を受診市、鼻からカメラを入れて診たもらったが異常なし。

9月に入って当院初診。

8月は御主人がコロナに感染し、自宅で仕事をしていたため、1日3回食事を準備したりするのがストレスだったそうです。

診察上、特に異常なし。

時々声が嗄れて咳が出ています。

これには麦門冬湯(ばくもんどうとう)を処方しました。

ノドのつまりはストレスによる咽喉頭異常感症と判断し、茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)を処方を処方しました。

2週間後再診。

声がれはなくなり、咳もほぼ治まりました。

ノドの詰まった感じは軽快しましたが、茯苓飲合半夏厚朴湯は継続することになりました。

これを飲むと呼吸が楽になり、家の中に御主人がいても、以前ほどのストレスを感じなくなったそうです。

 

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慢性腎臓病に黄耆

慢性腎臓病の方です。

市民病院の腎臓内科に通院中です。

70歳後半です。

腎機能が少しずつ悪化(Cre2-3)してきていますが、透析導入に至っていません。

お元気な方で、他に大きな病気はありません。

長坂和彦先生んみ教えていただいた黄耆(おうぎ)を開始しました。

黄耆末はエキス剤に使われており、黄耆末も保険適応内です。

長坂先生によれば、黄耆はCr値を下げ、透析導入までの期間を延長することができる、黄耆を投与して1ヶ月でCr値は低下する、腎不全の基礎疾患に関係なく有用である、治療開始時点のCr値に関係なく有用である等、とのこと。

この方もこの情報を知って、外来に来られました。

早速、黄耆を1日3回で開始しました。

長坂先生は1日15gが適量であると言われていますが、患者さんが多くて飲めないこともあって、1日5g、10gと開始しました。

すでに半年近く黄耆を継続していますが、Cr値は悪化を見せず、やや低下傾向です。

患者さんは「普通に飲めます」ということで、月に1回通院されています。

何とかこのまま無事にいけたらありがたいです。

 

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外傷性の肩関節周囲炎

仕事や過労で肩関節周囲炎を起こしている方がいます。

荷物の搬入、運搬などで仕事中は常に肩関節に負荷がかかります。

湿布や痛み止めを飲んでも、一時的で次第に症状がきつくなってきました。

肩関節や筋肉の激痛発作が起こり、痛みによって運動制限が認められるようになってきました。

夜間にも痛みが出て不眠傾向です。

こういう場合は、血流を改善し、疼痛を緩和する漢方薬を試します。

桂枝茯苓丸加苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)+二朮湯(にじゅつとう)です。

まずは2週間試してみましょう。

 

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生薬を学ぶ

以前○社の生薬園及び製造工場(2ヶ所)を見学しました。

生薬を大切に扱い、エキス剤を製造している現場に触れてきました。

真面目に一生懸命に取り組んでいる現場に行って良かったーと感じました。

大切に使おう、と思ったものです。

最近、再び生薬の1つ1つについて学んでいます。

これ何?という生薬もありますから、これはもとは何で、どこで生産され、どの部分を生薬として使用しているのか?

現時点で、西洋医学的に薬理作用としてわかっていることは?というような情報を拾っています。

食べるシソから、観賞用ではない食用、薬用としてのキクとか。

生活になじみの深いモノもあります。

時間をみつけてまとめています。

いじれ動画であげます。

せっせと作っています。

 

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やはり問診は大切

漢方薬を処方するのに限らず、問診は大切です。

こちらの勝手な思い込みも捨てて、素直に話を聞く、あれこれ詳しい事情を聞き出すことです。

口の中を診たり、おなかを診察(腹診)したり、脈をとったりする前に、もうある程度処方が決まってしまうことがあります。

下手すると問診だけで処方してしまってもいいかしらん、とまで言い切れる時もあります(よね)。

処方を決定しておいて、診察で、この処方で良いのか、を確認することもあります。

それくらい問診は大事です。

漢方の問診票は、事細かに患者さんの情報を拾えるようになっています。

また、そういう情報がないと漢方薬が決定できないことがあります。

キーワードがあって、そのキーワードがあれば、この漢方薬!ということになります。

1回漢方薬を処方してうまくいかないときは、再度問診をやり直します。

そこで新たな発見があって、漢方薬が決定されることになります。

 

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漢方薬が手に入りにくい状況

今年の夏は漢方薬が大ブレイクして全国のあちこちで処方数が増えました。

新型コロナには小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)が多く使われたようです。

夏バテ防止、夏バテ治療には、清暑益気湯(せいしょえっきとう)が使われました。

現在、葛根湯や麻黄湯(まおうとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などのカゼなどに頻用する漢方薬さえも品薄状態です。

漢方薬が広く知れ渡ることはありがたいことです。

各メーカーも増産していますが、生薬を輸入して工場でエキス剤を作ることは短時間では困難です。

ある程度時間がかかります。

患者さんにとって必要な分だけ処方することになります。

手元にある分でやりくりして処方しております。

 

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『お母さんのためのオンラインセミナー』を更新します

なかしまこどもクリニックのホームページにある『お母さんのためのオンラインセミナー』を更新します。

すでの3つの動画をアップしてあります。

今回は、「胃がもたれる」という内容のセミナーです。

短い動画です。

気になるときは動画を一時停止しつつ、メモしつつ御覧下さい。

お役に立てる情報提供を目指しています。

毎日忙しいお母さん方に使える漢方薬だったり、西洋薬の情報だったりをお届けします。

気楽に観ていただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

 

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夏が終わって

夏が終わって、疲れがドッと出てくる人がいます。

冷えてきて体調を崩す方がいます。

もともと胃腸は強くない人で、秋に入ったら四肢が冷えてきた、冷えが進行してきたなと感じていた頃から、今度は頭痛が始まった。

これは何で治すのでしょう?

こういうときは半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)がよいかも知れません。

元気も出てきます。

1週間試せば、自分に合うかどうか分かります。

暖かいお湯(白湯)で1回1包、1日3回飲んでみてください。

これからの季節は、冷えにまつわる症状が増えてきます。

 

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足底の痛み

足の裏が痛いと言われます。

足底を診ます。

皮膚の発赤、傷、化膿はありません。

夜寝ているときは大丈夫だが、朝起きて動き出すときに足底に痛みが走ります。

おそらく就寝中に足底にうっ血が起こるのでしょうね。

微小循環障がいがあると考えて桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を開始です。

冷えが強いならブシ末を追加します。

便秘があれば通導散(つうどうさん)を追加です。

足がむくんでいるなら防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を追加します。

まずは1週間試しましょう。

 

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『院長の小窓』を更新します

なかしまこどもクリニックのホームページにある『院長の小窓』を更新します。

毎回漢方薬を2つずつ紹介しています。

1つの漢方薬を2つ以上の使い方ができるように情報提供しています。

今回は、胃苓湯(いれいとう)と茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)の2つです。

胃苓湯は、平胃散+五苓散です。

夏場の疲れ、食べすぎで胃が疲れ、水様性の下痢、嘔吐を起こした場合に有効です。

ちょうど今の季節に使えそうです。

食当たりにも適応があります。

茯苓飲合半夏厚朴湯は、本朝経験方といって、日本人に合うように創製された漢方薬です。

機能性胃腸症、逆流性食道炎、胃炎があり、食道から胸付近がつまる感じがするときに有効です。

メンタルにも良いのですね。

是非一度お試しください。

 

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弱気を助ける

虚弱、冷え、胃がもたれる、元気がない、抑うつ、、、。

以前、六君子湯(りっくんしとう)を飲んでいた方が、何とかしてほしいと言われます。

心も疲れ、胃腸もへばった状態です。

いろいろと考えごとも多く、元気のない声で話をされます。

こういうときは漢方薬を試します。

帰脾湯(きひとう)を試します。

漠然としているが強い不安が自然に消えるような応答を引き出します。

2週間内服後再診。

少し明るくなってきました、元気も出てきました。

何とか普通に生活できそうです、と。

心療内科、精神科で処方されたSSRIなどの併用は可能です。

 

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尿路感染症

外来に来られる方は膀胱炎が多いです。

療養型病棟におられる方は、膀胱炎に限らず、尿路感染症という大きな枠で考えます。

うちに来られる方は、大半が膀胱炎です。

尿検査で細菌がいない方、多くいる方があります。

軽症で、水分を多く摂って洗い流せば大丈夫な場合は、抗菌剤+猪苓湯(ちょれいとう)です。

猪苓湯は、軽度の尿路感染症と下肢のむくみを改善する2つの作用があります。

尿に細菌が検出され、軽症から中等症であれば五淋散(ごりんさん)です。

抗菌剤(せいぜい3日間)+五淋散で対応します。

さらに炎症が強い場合は、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)を使います。

泌尿器と生殖器の中等度以上の炎症を改善させる応答を引き出します。

漢方薬は7日間投与でまず経過をみています。

ほとんどの人は一旦症状が軽快します。

 

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岐阜市の漢方外来状況

先週の土曜日は、岐阜市で漢方外来をやっていました。

新患さんが多く来られました。

不定愁訴も多くありました。

どこから切り込んでいくかで漢方薬が異なってきます。

患者さんと話をして、まずはここからいきましょうか、と作戦を決めて飲んでもらうことにしました。

1つでもいことがあったら、今回の漢方薬は自分に合っていると思って続けましょう。

うまくいかないときは、一緒に修正しましょう。

そんな感じで進めています。

常連さんは、「いつもの漢方薬をください」と言われる方が多かったです。

お子さんはチック、夜尿症が多かったです。

大人は幅広く、神経症、肩こり、下肢の浮腫、多汗症、冷え症などの相談がありました。

土曜日の午後に処方箋を受けてくれる薬局さんから、この外来を紹介された方もありました。

ありがとうございます。

できることを精一杯やります。

9月は1回しか外来ができず、9月17日(土)、10月は8日(土)、22日(土)の予定です。

上手に利用してください。

 

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いつも飲んでいる漢方薬の扱い

新型コロナになった、夏カゼひいた、となった時の話です。

漢方薬でこれらを治そうとなったら、いつも飲んでいる漢方薬が原則一旦内服中止です。

感染症が治ったら、いつも漢方薬を再開です。

ただし、便秘で漢方薬を飲んでいる、ストレスや不眠で漢方薬を飲んでいる人は、どうしてもあれを飲まないと調子が悪くて困ると言われます。

そういう場合は、感染症の漢方薬を飲んだあと、適宜追加で飲んでもらいます。

漢方薬もクスリですから、飲む量、種類は少ない方が効きが良いですし、カラダの負担は少ないです。

 

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牛車腎気丸と夜間頻尿

68歳女性です。

3ヶ月前から牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を飲んでいます。

初めは腰痛で困っていられたので、整形外科の治療はそのままに、牛車腎気丸を追加しました。

加齢に伴う腰痛で、下半身の冷え、足のしびれ感、夜間頻尿がありました。

3ヶ月飲んでいるうちに腰痛は3-4/10になったそうです。

ですが、夜間頻尿は大きく変わりません。

多い日は夜間に4-5回起きてトイレに行きます。

泌尿器科の受診は済んでいますが、特に薬は出されませんでした。

抗コリン薬を試す価値はありそうです。

牛車腎気丸は、神経の炎症だったり、腰痛には目に見えて有効なことが多いですが、夜間頻尿はなかなかうまくいかないこともあります。

ただ、1回でも夜間の排尿回数が減ったら、飲み続けた方が良さそうですね、と話をしています。

1回1包、1日2回の内服ですので、1日3回飲むのもアリです。

ただし胃に障らないかどうかの確認が大切です。

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口臭がする

口臭があるので何とかしてください、と言われます。

大人の方はまず歯科受診をお勧めします。

口臭の原因の大半は「歯周病」です。

歯にできたポケットに細菌感染を起こして膿(のう=うみ)が溜まって臭いがします。

毎日の歯磨き、うがいは普通にやって口腔内を清潔に保ってください。

歯周病でうまく排膿しないときは、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)があります。

抗生剤との併用は可能です。

歯科で異常なし、と言われたら内臓疾患を検索したり、便秘の有無を確認します。

それもないとなれば、食べたものの種類によって臭いがきついときがあります。

女性は月経周期に関連して口臭がすることがあります。

お子さんは便秘からの口臭が多いです。

 

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カゼのあとに長く続く咳

40代女性です。

家族でカゼをひきました。

この方だけ咳が始まり、なかなか止まりません。

以前にも咳喘息の経験があり、乾いた咳、ノドにへばりつくような痰がなかなか出てこないので麦門冬湯(ばくもんどうとう)をすぐに飲み始めたそうです。

1週間経っても咳が軽快しないので柴陥湯(さいかんとう)に変更したことろで薬がなくなったそうです。

咳がやや乾性、痰は多くありません。

聴診は正常、SpO2 98。

麦門冬湯はもうお役御免で中止しました。

柴陥湯は前回の咳喘息でよく効いたので、本人さんが飲むと訴えます。

さらに咳が長期化してきましたので、今回は竹温胆湯(ちくじょうんたんとう)を併用しました。

咳の長期化で不眠、不安もあります。

この2つを併せて飲んで、5日目からグッと咳が止まってきました。

やっとピークを越えた感じです。

不眠、不安も解消されました。

こういうケースは、その時の状況で使う漢方薬はバラバラです。

鎮咳剤だけを漫然と飲んでも、咳はなかなか止まりません。

 

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秋の花粉症

というか花粉がずっと飛んでいます。

気温が下がってきて花粉に敏感に反応する人が増えてくるという印象もあります。

イネ科花粉症の方が増えてきました。

7月、8月はクスリをしっかり飲まずに済んできたが、鼻や目がかゆくなってきたので抗アレルギー薬がほしいです、漢方薬も希望します、という方が来ています。

お子さんから中高年まで幅広いです。

透明な鼻水が出るけど、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は胃が気持ち悪くなるので飲めないと言われます。

中に含まれる麻黄(まおう)という生薬が胃に障るのですね。

小青竜湯から麻黄を抜いた漢方薬があります。

それが、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)です。

これなら胃に影響がありません。

抗ア剤+苓甘姜味辛夏仁湯もアリです。

快適にお過ごし下しませ。

 

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先日の岐阜市の漢方外来状況

先週はヒマでした。

いつもはバタバタしていますが、ノンビリでした。

1人1人に時間をかけてゆっくり話ができたので良かったです。

患者さんも時間をたっぷり使って、話したいことを話して行かれました。

話をするだけでストレスが発散されるなら、それでいいんです。

漢方薬さえもいらないかも知れない、という方もいました。

土曜日の午後にも関わらず、処方箋を受け付けてくれる院外処方箋薬局さんに感謝です。

助かります。

ありがとうございます。

大半の漢方薬はほぼその日にもらえます。

ちょっと稀なものは1-2日取り寄せに時間がかかることがあります。

それでもありがたいです。

夏バテで胃腸が調子悪い、軟便、食欲不振、倦怠感を訴える人が増えている印象でした。

次回は、今週の27日(土)に岐阜市で漢方外来をやります。

上手に利用してください。

なかしまこどもクリニックの方は、毎週、火曜日と木曜日の午後に漢方外来をやっています。

しかし、この時間に来院できない方は、昼間の外来診療中でも対応しますの、受付に相談してください。

ただ、お子さんなどの診察でバタバタしていることがあります。

御了承ください。

よろしくお願いします。

 

※現在、小柴胡湯加桔梗石膏と清暑益気湯が品薄状態になっております。

※甘草湯、桔梗石膏も入荷が少なくなっています。

漢方薬が有効だと世の中が気がついたのだと思っていますが。

 

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鼻涙管を開く

鼻涙管狭窄症は、乳幼児と高齢者で2つのピークがあります。

乳幼児は、先天性鼻涙管狭窄症です。

自然経過で管が開いて治っていくケースが多いです。

高齢者の方は、鼻涙管が硬くなって柔軟性がなくなってきます。

後天性鼻涙管狭窄症です。

高齢者のタイプはシリコンチューブを挿入、固定して鼻涙管を開く処置をすることもあります。

昨日の漢方外来に遠方から患者さんが来られました。

涙嚢炎を繰り返しており、いずれ手術しないとダメだよ、と言われている方でした。

現在は調子が良いのですが、疲れると(?)、細菌感染を起こして涙嚢に炎症を起こすようです。

涙嚢炎の原因は鼻涙管の閉塞です。

近医の眼科で十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)を処方されたこともあったが、うまくいかなかったそうです。

細い管を開く、ということは通常内服薬ではできません。

漢方薬なら柴蘇飲(さいそいん)があります。

エキス剤にはないので、小柴胡湯(しょうさいことう)と香蘇散(こうそさん)を併せて飲んでもらいます(近似処方となります)。

果たしてうまくいくのか。

まずは試してもらいます。

 

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『院長の小窓』を更新します

なかしまこどもクリニックのホームページにある『院長の小窓』を更新します。

毎回、漢方薬を2つずつ紹介しています。

1つの漢方薬で2つ以上の使い方ができるように情報を提供します。

今回は、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)と柴苓湯(さいれいとう)です。

三黄瀉心湯は現在では、「鼻血」を止める漢方薬として使うことが多いでしょうか。

黄色という字が入った生薬が入っていますので、味は苦いです。

中高生で登校中、部活中に鼻出血が始まって困るという訴えが多いです。

気温が高くて、血流が良くなり、のぼせる傾向にあるからでしょう。

1回に1包を飲んで止血します。

鼻出血の回数が多い、出血がなかなか止まらない方は、耳鼻科で診察が必要です。

そういう方は、朝登校、出勤前に1包飲んでいくと、鼻血が出ずに済んだと言っています。

上手に使ってください。

柴苓湯は、ウイルス性胃腸炎に使うことが多いです。

発熱を伴う下痢に使うことがあります。

小柴胡湯+五苓散が柴苓湯です。

小児科では、ネフローゼ症候群のお子さんがステロイド剤を内服中に柴苓湯を併用して、ス剤の減量目的に使われることがあります。

抗炎症作用を利用して、ス剤をなるべく少量にしたいですね。

 

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白虎加人参湯を使う

顔面がほてって仕方がない、マスクをしているから顔が熱い、ノドが渇く、皮膚が赤くなって痛い、かゆい。

こういう場面に白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)です。

高校野球のアルプススタンドで応援している人に合いそうです。

暑い工場内、ビニールハウス内、体育館内の仕事や運動の際にも是非試してほしいです。

石膏と知母で、カラダの熱を冷まします、潤します。

白虎加人参湯と五苓散の併用はベターです。

熱中症にならないように、頭痛が起きないように(起きても)、五苓散(ごれいさん)を併用します。

まだまだ暑い、湿気が多い日が続きます。

元気に参りましょう

 

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口が臭い

口臭の原因の80-90%は歯周病と言われます。

お子さんは、そうそう歯周病がないので、原因を探るのが難しいです。

大人は歯周病の治療を歯科、口腔外科でお願いします。

ポケットと呼ばれる細菌の溜まりを処置してもらいます。

歯そのものの悪いところも治療してもらいます。

適正な抗生剤を適正な期間だけ飲みます。

漢方的には、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を使います。

2週間は内服してもらっています。

歯は悪くない時はどうするか?

内臓は悪くないか、便秘はないか等、他の疾患の有無を聞き、調べます。

中には、最終的に何も異常が見つからないというケースもありました。

お子さんは便秘で口臭がする、というのは時々あります。

 

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小児夜間急病センターで

市民病院で外来をやりますので、救急外来の中は救急搬送の方でバタバタしていました。

発熱のあるお子さんは、専用の外来で診察をします。

咽頭の軽度発赤があり、発熱があれば、ウイルス性咽頭炎ですね、となります。

カゼをひいているのは間違いなさそうですねと。

発熱があって、咽頭発赤、汗をかいていない、ちょっと元気はないけど水分とれるくらいの元気はあるよね、となれば麻黄湯(まおうとう)です。

救急では手に入らないですが、できれば越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を同量併せて、2時間おきに6回飲みます。

大半の人は、解熱傾向が見られます。

うまくいく人は、これだけで解熱して終わりです。

相手がコロナであろうと、インフルエンザsであろうと、夏カゼであろうと、これでいきます。

大人の方も、強い免疫応答を引き出したい状況なら、3回、4回と飲む価値はあります。

解熱傾向が1回でもあった、汗をかいた等があれば、ただちに内服中します。

これができれば、救急の患者さんも楽になると思うのですが、薬はいらない、漢方薬は飲めない、解熱剤さえあればいい、と言われるので、こういう場面では対症療法が多くなってしまいます。

 

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