img_info_kanpo-gairai5.png

漢方薬を治療に取り入れてまだ10年程度の駆け出しです。

日常診療で漢方を使う場面は数多くあります。

西洋医学が得意な分野はお任せして、西洋医学の治療でうまくいかないところ、漢方が得意なところに使っていきます(両者併用もあります)。

このホームページでは、なるべく専門用語や難しい言葉を使わないようにして、明日からすぐ飲んでみたくなる漢方薬の情報などを載せていきたいと思います。 

 漢方治療を始めてよかったこと 

 

1 西洋医学の行き詰まりを感じた時に、治療できること

2 全国の漢方を扱う先生と出会えたこと

3 漢方治療で治療経過がうまくいくと必ず喜ばれること

4 患者さんのカラダに触れる機会が増えて、コミュニケーションが良くとれるようになったこと(腹診、触診など)

5 患者さんがいろいろ教えてくれること(漢方薬を飲んでどうなったか、を本人、保護者が熱心に語ってくれる、こうしたら良くなったとかも教えてくれる)

6 合えばすぐ効く!ということ

7 患者さんが余計な抗生剤を飲まなくてすむようになったこと

まだまだ漢方の道では、駆け出しですが前向きに考えて進みます。

 

打撲して困ったら

2週間前に患者さんのお母さんが来院されました。

30代後半です。

「先生、仕事中に転んじゃって足をうったんですけど診て下さい」

右膝から少し下の皮膚が真っ黒になっています。

打撲して皮下出血しています。

日に日に皮膚が黒くなっているようです。

営業の仕事をしていて屋外でお客さんと会うので、この足は恥ずかしい、早く何とか治したいとと希望がありました。

打撲後2日経過した時点から治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)+桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん)を開始しました。

するとどうでしょう。

1週間で打撲の腫れはみるみるうちに引いていき、2週間以内にほぼ皮下出血は消えていきました。

昨日お子さんの用件で外来に来られて、「あれは良かった」と報告してくれました。

「私よく転んだり、ぶつけたりするので、あの漢方薬を予備で持っておきたい」と。

2週間分を予備に処方しました。

打撲後の腫れ、痛み、皮下出血には漢方薬が有効です。

桂枝茯苓丸加ヨクイニンの代わりに通導散(つうどうさん)を使うこともあります。

これを飲むと真っ黒な便が出ます。

ビックリしますが、黒い便が出るたびに皮下出血が消えていきます。

 

20190703_1991353.png