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漢方薬を治療に取り入れてまだ10年程度の駆け出しです。

日常診療で漢方を使う場面は数多くあります。

西洋医学が得意な分野はお任せして、西洋医学の治療でうまくいかないところ、漢方が得意なところに使っていきます(両者併用もあります)。

このホームページでは、なるべく専門用語や難しい言葉を使わないようにして、明日からすぐ飲んでみたくなる漢方薬の情報などを載せていきたいと思います。 

 漢方治療を始めてよかったこと 

 

1 西洋医学の行き詰まりを感じた時に、治療できること

2 全国の漢方を扱う先生と出会えたこと

3 漢方治療で治療経過がうまくいくと必ず喜ばれること

4 患者さんのカラダに触れる機会が増えて、コミュニケーションが良くとれるようになったこと(腹診、触診など)

5 患者さんがいろいろ教えてくれること(漢方薬を飲んでどうなったか、を本人、保護者が熱心に語ってくれる、こうしたら良くなったとかも教えてくれる)

6 合えばすぐ効く!ということ

7 患者さんが余計な抗生剤を飲まなくてすむようになったこと

まだまだ漢方の道では、駆け出しですが前向きに考えて進みます。

 

今年も鼻出血が多い?

昨年は、高気温下で仕事をする、運動をする機会が多かった方が鼻血を出して受診する機会が増えた印象がありました。

お子さん、大人を問わず来院されました。

全員、出血傾向のない健康な方です。

体内の血流が良くなったのと、いわゆるのぼせが重なったのかな、と思われるケースが多かったです。

15分以内に止血した人がほとんどです。

1人だけ30分近く鼻出血が止まらず、頭痛もあり救急搬送されました。

病院での診断は、高気温下で脱水症を発症、鼻出血、のぼせ、高血圧が重なったのではないかと。

救急外来で血液検査、点滴を受けて帰宅されました。

鼻出血が止まらないときは耳鼻科受診となります。

出血部位の確認と処置をしてもらいます。

今年は現時点では30℃を超える日がまだ少ないですが、外来には鼻血が出た、と訴える方が来られています。

大半は処方なしで大丈夫です。

あまりにも出血量が多いとか、反復している場合は耳鼻科を受診していただいています。

さらに黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を処方しています。

一般的には苦い漢方薬ですが、鼻出血が止まらないときは飲んでもらっています。

漢方で、黄色、と書かれた生薬はまず苦いです。

黄連解毒湯に含まれる黄(おうごん)、黄連(おうれん)、黄柏(おうばく)は苦い生薬として知られています。

小児では普通処方しにくいですが、うちの患者さんたちは飲んでいます。

便秘を伴う場合は、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)が良いです。

これも味は苦いです。

上手に利用してください。

 

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