漢方外来をご利用ください 

漢方薬を治療に取り入れてまだ10年程度の駆け出しです。

日常診療で漢方を使う場面は数多くあります。

西洋医学が得意な分野はお任せして、西洋医学の治療でうまくいかないところ、漢方が得意なところに使っていきます(両者併用もあります)。

このホームページでは、なるべく専門用語や難しい言葉を使わないようにして、明日からすぐ飲んでみたくなる漢方薬の情報などを載せていきたいと思います。 

 漢方治療を始めてよかったこと 

 

1 西洋医学の行き詰まりを感じた時に、治療できること

2 全国の漢方を扱う先生と出会えたこと

3 漢方治療で治療経過がうまくいくと必ず喜ばれること

4 患者さんのカラダに触れる機会が増えて、コミュニケーションが良くとれるようになったこと(腹診、触診など)

5 患者さんがいろいろ教えてくれること(漢方薬を飲んでどうなったか、を本人、保護者が熱心に語ってくれる、こうしたら良くなったとかも教えてくれる)

6 合えばすぐ効く!ということ

7 患者さんが余計な抗生剤を飲まなくてすむようになったこと

まだまだ漢方の道では、駆け出しですが前向きに考えて進みます。

 

胃がもたれる

20代女性です。

1ヶ月前から徐々に胃がもたれてきました。

市販薬を飲んでいましたが変わらないため内科を受診されました。

診察、血液検査を受けても異常がありません。

胃カメラも問題なし。

胃薬を出しておきましょうと言われ、2週間飲んでも胃のもたれは治りません。

なぜか当院に来られました(紹介された?)。

中肉中背、色白、冷えが強く、冷房は自分からは使いません、軟便、心窩部の圧痛、右下腹部にも圧痛があります。

冷えがベースで胃腸虚弱、胃が動いていない、消化管が動いていないようです。

まずは六君子湯(りっくんしとう)を2週間お出ししました。

2週間後には、「飲みやすいです」

4週間後、「胃がもたれなくなり、おなかが空くようになりました」

良かったです。

六君子湯を飲むと、胃粘膜の血流が増加、蠕動運動も活発になり、食欲増進ホルモンも出ます。

数ヶ月単位で飲むことが多いです。

患者さんが「もういらない」となったら、内服終了です。

内科の薬の併用は可能です。

 

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まだカゼ流行っています

まだ夏カゼが見られます。

もう1ヶ月以上夏カゼが流行していて、数は少ないですが熱が下がらないものが増えてきました。

RSなどの呼吸器系大好きウイルスがいます。

夏カゼのエンテロウイルス系と違うので、麻黄湯(まおうとう)があまり効きません。

発熱に対して麻黄湯を2時間おきに飲んでいるのに、全然下がらないとか、下がったのにまた熱が上がって3日経ったとか、という訴えがあります。

こうなれば柴胡剤(さいこざい)を駆使していきますが、入院すれすれ、入院で治療をお願いするケースもあります。

真夏から引き続き、夏バテで口唇、顔面にヘルペスができるお子さん、大人が見られます。

先週はもともとアトピー性皮膚炎の大人の方が全身に水疱ができて点滴で通院していました。

カポジ水痘様発疹症といいます。

水痘(すいとう=みずぼうそう)ではなくて、単純ヘルペスウイルスの発疹があたかも水痘のように見える発疹が躯幹、四肢を中心に出る病気です。

3日、4日と点滴をしてやっと発疹が治ってくるという次第です。

夏の後半戦に入りました。

だるい、気持ち悪い、食べられない、頭が痛い等があれば夏バテかも、と思って早めに受診してください。

最近は大人の点滴希望が増えてます。

 

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それは夏バテです

下痢が止まらない、未消化便が出る、元気が出ない、だるい、、、こんな訴えが連日あります。

大人の方が多いです。

私もなりました。

下痢が止まらないのは何でだろう?というのは消化管機能が低下して、食べたもの飲んだものがキチンと消化されずに出てしまっているんです。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などで消化管機能低下を治さないとアカンです。

他院で下痢止めと整腸剤をもらって飲んでいるけど何で治らないの?という話を聞きます。

下痢止めと補中益気湯を併用しても構いません。

あとは冷房下で冷たい物を多く摂りすぎて冷えている方も多く見られます。

温かい物を意識して摂ることが大切です。

大人の方の点滴、内服処方(漢方薬に限らず、西洋薬も)も対応していますので相談してください。

昨日も大人が数人点滴して帰られました。

早く元気になってください。

 

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誤嚥予防

同級生の親御さんが調子悪いという話をよく聞くようになりました。

80歳を超える方が多いですから。

先日も友人のお父さんが誤嚥性肺炎を起こし入院となりました。

ちょっとした誤飲でもこうなります。

発熱もなく、次第に呼吸がおかしくなり発見されました。

誤飲予防に使える漢方薬はないの?と聞かれます。

「あるよ」

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)です。

嚥下反射の改善に良いとされています。

エビデンスも出ているようです。

内科、脳外科で使えるので、何回も試していただきたいです。

1回1包、1日2回、あるいは3回内服です。

口から入れにくい時は、鼻腔チューブなどからお湯で溶かしたものを入れれば良いです。

1週間、2週間と試せば、うまくいくかわかります。

もちろん自分の口で飲める方は、お湯で溶かしてゆっくりと飲んでください。

 

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久しぶりの来院

1年、2年ぶりの来院の方がいます。

大人の方々です。

「ずっと調子良かったんですけど、最近また調子が悪いんで来ました。また漢方薬ください。」

野外ライブで熱中症になり、それがきっかけで数年前に起こっていた不安神経症がまた始まった

冷房で冷えすぎたみたいで、月経痛、月経周期の乱れが始まった

今年の暑い夏の紫外線と汗を多くかく影響で肌がかゆくなり真っ赤に腫れてきた

などなど、様々な訴えを持って受診されます。

一旦は落ち着いていた症状ですから、再度漢方薬を再開することにします。

問診、診察をすると以前と同じ漢方薬でいけるかなと判断できる方がほとんどです。

全く系統が違う漢方薬を飲まれる方は少数です。

2週間飲んでみて、修正が必要か確認します。

調子が良い方は、そのまま内服続行です。

 

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