先週末は、今年1回目の岐阜市の漢方外来でした。
ありがたく多くの方が来院されました。
冷えに伴う痛み、加齢に伴う痛みの相談が多かったです。
冷えに関しては、手足が冷える方が一番多く、次は腰、背中と続きます。
一連の冷えの症状だなと思われるケースもありますが、冷える箇所によって使う漢方薬が異なってきます。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を使う方が一番多かったです。
月経がらみで冷える、おなかが痛い、むくむという方は当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)です。
腰から下が冷えるのは苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)です。
苓桂朮甘湯(りょけいじゅつかんとう)とお間違いのないように。
冷えて、手が荒れる、唇がカサカサなら温経湯(うんけいとう)です。
加齢に伴う冷えは、八味地黄丸(はちみじおうがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)です。
これにブシ末を追加することも多いです。